本文へスキップ
AI通信
ChatGPT Images 2.0での画像生成・編集・商用利用の3ポイントを示すインフォグラフィック:①生成する(テキスト→画像)②編集する(部分編集・参照画像)③商用利用(OpenAIポリシー確認・著作権注意)

ChatGPT Images 2.0で画像を生成・編集する方法(商用利用・著作権・注意点も解説)

ChatGPT Images 2.0を使った画像生成・部分編集・参照画像の手順を解説。Sora/DALL-E終了の経緯(Web/AppとAPIで終了日が異なる点)も整理し、商用利用範囲・著作権上の注意・プラン別制限まで2026年6月時点の実用情報をまとめた。

| 約17分

ChatGPTで画像を生成しようとして「DALL-Eで作るのか?」と検索した経験があるなら、本記事はその疑問を解消するために書いた。

2026年6月時点の正解はシンプルだ。ChatGPTで画像を作るなら、ChatGPT Images 2.0を使う。DALL-Eというブランドは、API向けモデルが2026年5月に削除され、Soraも同年4月以降は体験版が終了している。「DALL-Eで画像」という情報はすでに古い。

本記事では以下を整理する。

  • ChatGPT Images 2.0とは何か、どこで使えるか
  • 画像を生成・編集するための基本操作フロー
  • Sora・DALL-E終了の経緯(Web/AppとAPIで終了日が異なる点を含む)
  • 商用利用についてOpenAI公式ポリシーが定めていること
  • プラン別制限と今日から始めるための確認事項

読了後、ChatGPT Images 2.0を実際に使い始め、著作権上の注意点についても判断材料を手にできる状態になる——これが本記事のゴールである。

詳しいChatGPTの概要はピラー記事「ChatGPT入門ガイド2026年版」で整理している。本記事は画像生成に特化した実用ガイドとして読んでほしい。

ChatGPT Images 2.0とは何か——2026年4月21日リリース・全プラン基本利用可

ChatGPT Images 2.0は、OpenAIが2026年4月21日にリリースした、ChatGPT上で画像を生成・編集するための機能だ。ChatGPTのWebブラウザ版、モバイルアプリ(iOS / Android)、デスクトップアプリのいずれからも利用できる。アカウントを持っていれば、Freeプランでも基本的な画像生成を試せる(利用量に上限あり)。

Images 2.0の主な新機能(テキスト描画・高精細出力・顔一貫性)

旧来のDALL-EやChatGPT上の画像生成と比べ、Images 2.0では三つの点が大きく改善されている。

テキスト描画の精度向上。それまでのAI画像生成は、画像の中に文字を入れる指示に弱く、誤字・文字崩れが頻発していた。Images 2.0ではこの精度が上がり、ポスターや看板、バナーのような「文字入り画像」が実用的な水準で生成できるようになった。

高精細出力。解像度と細部の描画品質が向上し、人物の手の指の本数が正確に描かれるなど、以前は苦手としていた部分が改善されている。

顔一貫性(Face Consistency)。複数の画像で同一人物の顔を保持できる機能だ。同じキャラクターを複数コマや複数カットで描く場合に、毎回顔が変わってしまう問題を緩和する。

「DALL-Eで画像を作る」は2026年以降は古い情報——現在の正解はImages 2.0

ここで、読み手が持ちやすい疑問に先に答えておく。「ChatGPTでの画像生成」は、かつてChatGPTのチャット画面でDALL-Eモデルを呼び出して行うものだった。しかし2026年の再編を経て、現在ChatGPTのWeb/アプリで画像を作るときに動いているのはChatGPT Images 2.0の機能である。ユーザーから見れば以前と同じようにチャットで指示するだけだが、裏で動くモデルが変わっている。

一方でAPIを使って開発している場合は事情が異なる。「Sora・DALL-E終了とAPIの話」については後述の「【2026年に何が変わったか】」セクションで詳しく整理する。

画像を生成する手順——プロンプトのコツと品質を上げる書き方

基本操作は拍子抜けするほどシンプルだ。ChatGPTのチャット画面に「〇〇の画像を作って」と日本語で書いて送信するだけで、Images 2.0が起動する。ここでは精度を上げるためのコツを加えて説明する。

ChatGPT(Web/アプリ)での基本操作フロー

  1. chatgpt.com にアクセスし、Googleアカウント等でログインする
  2. 新しいチャットを開始し、テキスト入力欄に画像の内容を指示する(例:「晴れた日の東京の街並み、水彩画スタイル」)
  3. 送信すると生成が始まり、数秒から十数秒で画像が表示される
  4. 表示された画像の下にあるボタンから、ダウンロード・共有・別バリエーションの生成・部分編集に進める

これだけだ。特別なツール画面に切り替える必要はなく、会話の延長で画像を作れる。

日本語プロンプトで使えるコツ(スタイル・構図・サイズ指定)

「もっとクオリティを上げたい」と感じたとき、試してほしいのが次の4点だ。

スタイルを明示する。「写真風」「水彩画」「ミニマルデザイン」「フラットイラスト」「浮世絵風」のようにスタイルを指定すると、方向性がぶれにくくなる。

構図・アングルを指定する。「俯瞰(bird’s eye view)」「接写」「ポートレートの縦長」のようにカメラの視点を書くと、意図した構図に近づく。

色のトーンや雰囲気を添える。「暖色系・夕暮れの光」「モノクロ・ハイコントラスト」など、雰囲気の言葉が画像の印象を大きく変える。

具体性を上げる。「公園」ではなく「桜の木が並ぶ公園のベンチで読書している人物、春の昼間」のように、誰が・どこで・何をしているかを書くほど意図と一致しやすい。

プロンプト設計の原則は、ChatGPTに限らず汎用的なスキルでもある。より体系的に学びたい場合は「ChatGPTで成果を出すプロンプト術」も参考になる。

生成画像を編集する——部分編集・参照画像・顔一貫性の使い方

ここからが、Images 2.0の「生成するだけではない」部分だ。生成した画像を素材として扱い、修正・加工・スタイル転用ができる。

部分編集(領域を指定して書き換える)の操作手順

生成した画像を表示した状態で、画像下部に表示される「編集」ボタン(またはペンアイコン)をタップすると部分編集モードに入る。ブラシツールで書き換えたい領域を塗りつぶし、テキスト欄に指示を入力して送信すると、その領域だけが書き換えられる。

たとえば、人物を含む画像で「背景の空を夕焼けに変えて」と指示すると、人物を保持したまま空の部分だけが変更される。

注意点として、複雑な指示や細部の指定精度には限界がある。望ましい結果が出るまで指示を変えながら数回試すことを想定しておくのが現実的だ。OpenAI公式の操作詳細は「Editing your images with ChatGPT Images」(英語)を参照してほしい。

参照画像を渡してスタイルを引き継ぐ方法

テキスト指示だけでなく、手元にある画像をアップロードして「このスタイルで描いて」「この人物を別のシーンで」のように指示できる。

操作はシンプルで、チャット入力欄のペーパークリップアイコン(またはプラスボタン)から画像ファイルをアップロードし、テキストで指示を加えて送信するだけだ。参照画像のスタイル・色調・構図を新しい生成に反映させられるため、ブランドのビジュアルトーンを維持した一連の画像を作る場面で特に役立つ。

顔一貫性機能——複数生成で同じ人物を保つ仕組み

複数のカットで同じキャラクターを描く場合、従来のAI生成では顔が毎回変わってしまう問題があった。Images 2.0の顔一貫性機能は、この問題を緩和する。

仕組みとして、最初の生成で作った顔を参照画像としてアップロードし、「この人物の顔を維持してください」と指示することで、後続の生成でも同じ顔立ちを保持しやすくなる。完全に同一にはならない場合もあるが、試行回数を減らせる実用的な機能だ。

ここまでで、ChatGPT Images 2.0の操作面は一通り押さえた。では、なぜ「DALL-Eではなく、Images 2.0」が現在の正解なのか——その背景を整理する。

【2026年に何が変わったか】Sora・DALL-E終了とImages 2.0——Web/AppとAPIで終了日が異なる

この節を理解しておくと、ネット上の古い情報に惑わされなくなる。2026年に起きた変更は大きく三つあり、対象(Web/AppとAPI)によって終了日が異なる点が混乱の元になっている。

終了イベントの対応表(Sora Web/App・Sora API・DALL-E 2/3 API)

イベント対象確定・予定日付
Sora体験終了Web/App版確定(終了済み)2026年4月26日
Sora API終了API予定(変更の可能性あり)2026年9月24日(予定)
DALL-E 2/3 API削除API向けモデル確定(削除済み)2026年5月12日
ChatGPT画像生成の現役機能Web/AppChatGPT Images 2.0

地図を持たずに登山口を探す状況に似ている。「DALL-Eで画像生成」「Soraで動画」という旧来の地図を持ったまま2026年に臨むと、入口が変わっていて迷ってしまう。終了日と移行先を一度整理しておくだけで、この迷いがなくなる。

後継モデルの整理——ChatGPTではImages 2.0、API開発者はgpt-image-2へ

ChatGPTのWeb/アプリユーザー向けには、現在「ChatGPT Images 2.0」が画像生成の窓口となっている。ユーザー側で特別な切り替え操作は不要だ。

API開発者向けは別の話だ。DALL-E 2 / DALL-E 3のAPIモデルが2026年5月12日に削除されたため、API経由で画像生成しているシステムは移行が必要になっている。OpenAIが推奨する後継モデルは gpt-image-2(他に gpt-image-1, gpt-image-1-mini)である。API移行の詳細はOpenAI Platformの廃止ドキュメントで確認できる。

本記事の読者層(ChatGPTのWeb/アプリ利用者)にとって、API側の変更は直接の影響は薄い。ただし「DALL-Eが終わった」という情報を見かけたときに「それはAPI側の話か、Web版の話か」を区別できるようになることが重要だ。

商用利用と著作権の注意点——OpenAI公式ポリシーが定めること

商用利用や著作権の問題は、実務担当者にとってむしろ手順より先に確認したい点かもしれない。ここではOpenAI公式ポリシーの内容を紹介する。ただし、法律解釈の最終判断は専門家に委ねるべき領域であることを前置きしておく。

OpenAIはAPI出力の著作権を主張しない——公式FAQの内容

OpenAIは公式FAQにおいて、「APIを通じて生成されたコンテンツに対し、OpenAIは著作権を主張しない」という方針を明示している(出典:Will OpenAI claim copyright over what outputs I generate with the API?)。

つまり「OpenAIが生成画像の著作権を持っていて、ユーザーが使えない」という事態は、現行ポリシーの下では想定されていない。

一方でChatGPT(Web/アプリ)経由で生成した画像については、利用規約(Usage Policies)に基づいてユーザーが利用できる。OpenAIは2025年10月29日に利用規約を更新しており、最新の条文はopenai.com/policies/usage-policies/で確認してほしい。

利用規約上の禁止事項(虚偽情報・著名人の無断使用等)

OpenAIの利用規約は、生成画像の用途についていくつかの禁止事項を設けている。主な内容は次のとおりだ。

  • 虚偽情報の生成・拡散:フェイク画像を使って誤情報を意図的に広める行為
  • 実在の著名人・私人の無断使用:実在人物の顔や声を無許可で性的・有害なコンテンツに使用する行為
  • 著作物・商標の侵害:他者が権利を持つコンテンツをそのまま複製するよう指示する行為
  • 18歳未満を描写した性的コンテンツ

「商用利用」自体は規約上で原則禁止されているわけではないが、上記の禁止事項に抵触する使い方は当然NG だ。実務で使う際は最新の利用規約を自身で確認することが前提になる。

日本著作権法との接点——現時点では解釈が定まっておらず専門家確認を推奨

データ取り扱いやプライバシーの観点については、「ChatGPTのデータ取り扱いと安全性設定」も合わせて参照してほしい。

プラン別の制限と今日から始めるための確認事項

どのプランでどこまで使えるかは、実際に使い始める前に確認しておきたい。ただし、この部分は最も変動しやすい情報であることも正直に伝えておく。

Free・Plus・Proの生成枚数・機能差(OpenAI公式helpで要確認)

2026年6月時点での一般的な傾向として、次のような差がある。

プラン画像生成目安
Free利用可(制限あり)1日あたりの生成枚数に上限。上限到達後は翌日リセット
Plus(¥3,000/月)利用可(Freeより上限大)優先キュー、高解像度オプションが使いやすい
Pro(¥16,800〜/月)利用可(最大枚数)最上位の利用量、Proモデルの優先処理

重要な注意:上記の枚数・詳細は変動しやすく、公式helpページとは乖離する可能性がある。現時点の正確な制限はOpenAI公式ヘルプ「Images in ChatGPT」で必ず確認してほしい。

料金は公式日本円・変動あり——利用前に公式料金ページで確認する

ChatGPTの料金は公式の日本語ページに日本円の固定価格として表示されている(無料版¥0/Go¥1,400/Plus¥3,000/Pro¥16,800〜)。価格は改定されることがあるため、Freeプランで試し、実際の用途に合わせてアップグレードを検討するのが現実的な進め方だ。最新の料金はChatGPT公式プランページで確認してほしい。

まとめ——Images 2.0で画像生成を始めるための3つのポイント

本記事では、ChatGPT Images 2.0の操作フロー・Sora/DALL-E終了の経緯・商用利用と著作権・プラン別制限を整理した。

ここまで読んだ方が手にしているのは、次の3点の判断材料だ。

1. 「DALL-Eで作る」は古い情報——現在はImages 2.0。2026年以降、ChatGPTのWeb/アプリでの画像生成はImages 2.0が中心だ。APIはDALL-E廃止により gpt-image-2 等への移行が必要で、Web/AppとAPIで話が異なる点は混乱しないよう整理しておきたい。

2. Sora終了はWeb/AppとAPIで日程が違う。Web/App版は2026年4月26日に確定終了済みだが、Sora APIは2026年9月24日終了予定(変更可能性あり)だ。DALL-E 2/3 APIは2026年5月12日に確定削除済みである。

3. 商用利用はOpenAIポリシー確認と著作権専門家への相談が前提。OpenAIは出力の著作権を主張しないが、日本の著作権法との接点は解釈が未確定だ。実務用途(広告・商品への使用等)は専門家確認を経て判断することが現実的だ。

次の一手として、まずFreeプランで実際の操作感を試すことから始められる。生成した画像を業務で使う前に、利用規約の最新版を確認する習慣を持つことが、トラブルを避けるうえで重要だ。


ChatGPT入門ガイドで全体像を把握する

ChatGPTの機能・プラン・各ツールの使い方を一本で俯瞰できるピラー記事。モデル選択・プロンプト術・Deep Research・Codexなど画像以外の機能もまとめている。

本記事の情報は2026年6月時点のものだ。ChatGPT Imagesの仕様・プラン・利用制限は変更される可能性があるため、最新情報はOpenAI公式ヘルプを参照してほしい。

AI通信 編集部

AIが社会・ビジネス・日常へ浸透する構造を、官公庁・調査機関・一次論文のデータで追っています。速報より文脈、感覚より数字——変化の「なぜ」を理解することで、次の動きが読める記事を目指しています。

この記事をシェア