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AI過渡期のデータと趨勢

AI通信
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マルチモーダルAI

まるちもーだるえーあい ・ 別表記: Multimodal AI / マルチモーダル

テキスト・画像・音声・動画など複数の種類の情報をまとめて扱えるAIのことです。意味・目的・特徴・使われる場面を解説します。

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中央のAIが文章・画像・音声・動画を入力として受け取り別の形式で出力する概要と、写真への質問回答・文書から音声・図表と文の整理という具体例3つを横並びカードで示した図解。

マルチモーダルAIとは

マルチモーダルAIとは、テキスト・画像・音声・動画など、複数の種類の情報をまとめて扱えるAIのことです。

簡単に言うと、文章だけでなく、写真や音といった異なる形式の情報を一緒に受け取り、必要に応じて異なる形式で答えを返せるAIを指します。「モーダル(modal)」は情報の種類(形式)を表し、それが複数(マルチ)あることからこの名前が付いています。

マルチモーダルAIは何のためのものか

従来のAIの多くは、テキストならテキスト、画像なら画像というように、一種類の情報だけを扱っていました。しかし人間は、文字を読むだけでなく、目で見て、耳で聞いて、複数の情報を組み合わせて物事を理解しています。

マルチモーダルAIは、こうした複数の情報をまとめて扱えるようにすることで、より幅広い場面に対応できるようにする考え方です。複数の情報の形式を組み合わせて扱えることで、より高度な推論や問題解決、生成ができるようになります。一つの形式だけを扱うAIと区別するための言葉でもあります。

マルチモーダルAIの主な特徴

複数の種類の情報を入力として受け取れる

テキストに加えて、画像・音声・動画などを入力として受け取れます。たとえば写真を見せながら文章で質問する、といった使い方ができます。

複数の種類の情報を出力できる場合がある

受け取る側だけでなく、答えを返す形式も複数になり得ます。入力と出力の両方でテキスト・音声・動画・画像といった形式を扱える点が、マルチモーダルAIの特徴です。ただし、どの形式に対応するかはAIごとに異なります。

異なる情報を組み合わせて扱う

別々の形式の情報を関連づけて扱える点が中心的な特徴です。文章と画像のように、本来は形式の違う情報を一緒に解釈しようとします。

どのような場面で使われるのか

  • 画像を見せて、その内容について文章で質問するとき
  • 音声で話しかけて、AIに音声や文章で答えてもらうとき
  • 図や写真と説明文をまとめて渡し、内容を整理してもらうとき

これらの場面では、テキストだけでは伝えにくい情報をAIに渡せるため、扱える作業の幅が広がります。

具体的な例

画像と文章を組み合わせた質問への回答

画像・音声・テキストなどを受け取り、それらをさまざまな形式の出力に変換できます。たとえば写真と文章を一緒に渡して、内容についての説明を文章で受け取る、といった使い方が想定されます。

文書から音声コンテンツを作る

入力した文書をもとに、音声形式のまとめを作る利用例があります。テキストを入力し、音声という別の形式で出力する、マルチモーダルな処理の一例です。

関連する用語

生成AI

文章・画像・音声などの新しいコンテンツを作り出すAIの総称です。マルチモーダルAIは、複数の形式を扱える生成AIとして説明されることがあります。

大規模言語モデル(LLM)

大量の文章を学習し、人間のような自然な文章を扱うAIのことです。近年は、画像や音声も扱えるよう拡張され、マルチモーダル化が進んでいます。

似た言葉との違い

「マルチモーダル」と対になる言葉に「シングルモーダル(単一モーダル)」があります。シングルモーダルは、テキストだけ、画像だけというように一種類の情報を扱うことを指します。マルチモーダルは複数の種類の情報を扱う点が中心的な違いです。

まとめ

マルチモーダルAIとは、テキスト・画像・音声・動画など、複数の種類の情報をまとめて扱えるAIのことです。

主に、一種類の情報だけでは対応しにくい作業に幅広く対応するために使われ、写真や音声を含む質問への対応などで役立ちます。

初心者のうちは、「文章だけでなく、画像や音声など複数の形式の情報をまとめて扱えるAIのこと」と理解しておけば問題ありません。

出典

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