カスタムGPT
かすたむじーぴーてぃー ・ 別表記: GPTs / Custom GPT / マイGPT
カスタムGPTとは、ChatGPTを特定の用途向けに設定して作る自分専用のAIのことです。指示・知識・連携をまとめて設定できる仕組みと、2026年12月に予定されている廃止とプラグインへの移行を解説します。
カスタムGPTとは
カスタムGPTとは、ChatGPTを特定の目的や役割に合わせて設定し、自分専用のAIとして作れる仕組みのことです。OpenAIが提供する機能で、「GPTs」とも呼ばれます。
プログラミングをしなくても、AIへの指示や参照させたい資料をあらかじめ登録しておくことで、毎回同じ前提で答えてくれる専用のチャットボットを作れます。
カスタムGPTは何のためのものか
カスタムGPTの目的は、繰り返し使う作業を、そのつど設定し直さずに任せられるようにすることです。
通常のChatGPTの会話では、役割や前提をその都度伝えることになりがちです。カスタムGPTなら、「どんな役割で」「どんなルールで」「何を参照して」答えるかを一度決めておけるため、社内の問い合わせ対応や文章作成など、決まった用途を効率化するために使われます。
カスタムGPTの主な構成要素
指示(インストラクション)
AIにどんな役割を担わせ、どのように答えてほしいかを、あらかじめ文章で設定します。システムプロンプトにあたる部分です。
知識(ナレッジ)
参照させたい資料やファイルを登録しておくと、その内容をふまえて回答します。手元の資料に基づいて答えさせたいときに役立ちます。
連携(アクション)
外部のサービスやデータと接続し、情報を取得したり操作したりする機能を持たせることもできます。
どのような場面で使われるのか
- 社内向けのQ&Aボットや、マニュアルに沿って答える窓口を作るとき
- 決まったトーンやルールで文章を作る作業を任せたいとき
- 特定の資料をもとに回答する専用アシスタントが欲しいとき
2026年の扱い:廃止とプラグインへの移行
カスタムGPTは、2026年9月11日に全プランでの廃止計画が告知されました。標準の廃止日は2026年12月11日で、それまでは既存のカスタムGPTを使えます。自分で作ったカスタムGPTは、移行が使えるようになれば、指示・参照ファイル・外部アプリへの接続をまとめる「プラグイン」へ移せます。
個人アカウント(無料版・Go・Plus・Pro)では、2026年10月時点で新しいカスタムGPTを作れず、公開もできません。Business・Enterprise・Eduのワークスペースでは、設定と権限しだいで作れます。詳しくはカスタムGPTの現状と移行ガイドで解説しています。
関連する用語
GPT
文章を理解・生成するAIモデルの一種です。カスタムGPTは、このGPTを用途別に設定して使う仕組みです。
システムプロンプト
AIの役割やふるまいを事前に決める指示文です。カスタムGPTの「指示」設定にあたります。
RAG
外部の資料を参照してから回答する手法です。カスタムGPTの「知識」機能は、これに近い考え方です。
利点と注意点
利点
- プログラミングなしで、用途に特化したAIを手軽に作れる(2026年10月時点で、個人アカウントでは新しく作れない)
- 同じ前提での作業を毎回設定し直さずに済む
注意点
- 登録した資料や指示の内容によっては、意図しない情報を返すことがある
- 機密情報の登録範囲や共有設定に注意し、利用ルールに沿って使う
- 利用できる範囲や提供機能は契約プランや時期によって変わるため、最新の公式情報を確認する
- 標準では2026年12月11日に廃止される予定で、後継はプラグイン
まとめ
カスタムGPT(GPTs)とは、ChatGPTを用途に合わせて設定し、自分専用のAIとして作れる仕組みです。ただし2026年10月時点では、個人アカウントでは新しく作れず、標準では2026年12月11日に廃止される予定です。
初心者のうちは、「役割・ルール・参照資料をあらかじめ決めておける、専用のChatGPT」と理解しておけば十分です。